2017-04-09

卒業生たち

 

一昨日、昨年本学を卒業し、講師として福島県の小学校へと赴任した教え子から連絡がありました。

何でも赴任した小学校で担当すべき教科が、4、5、6年生の図工と書写だそうで、図工の授業についてアドバイス頂きたいとの内容でした。

日曜の今日なら時間あるよ、と言うことで今日はマンツーマンでの授業指導。

 

初めて赴任する小学校で、明日から授業を担当するということの大変さ。私にとっては遠い昔のような話でしたが、改めてその大変さ、苦労、緊張と不安を思い出しました。

 

しかし、図工の授業を行うって、本当に大変なんです。

何が大変かを一言で伝えることは何とも難しいのですが、準備、段取り、時間、材料費、配慮、評価、全てがそう簡単に行えるものではないんです。

 

例えば、「準備」ひとつとってみても、道具の準備、材料の準備、教室の準備。

道具にしても、教科書に記載されている道具が全て小学校にあるわけでもなく(小学校によってもバラバラ)。人数に対して、使える道具の数が極端に少なかったり。新しいものを購入しようと思っても、そう簡単に図工の道具に予算を確保することは難しい。

材料を準備するにしても、教員が準備するのか、それとも子どもたちに準備させるのか。

教員が材料を購入するにしても、年間の図工の材料費は決まっていて、そう大きなお金をかけるわけにもいかず、なるべく安い材料費を工面したり、普段から使えそうなものをストックしたりしておくことも大切だし。

子どもたちに準備させるにしても、今日言って明日準備できるわけでもなく、当日忘れる子もいれば、量や質も家庭によって大きな差も出るし。

教室の準備だって、図工室がきちんと整備されていればいいけど、机の高さは基本調整がきかないから、低学年では使いづらいとか、机や椅子の数が全然足りないとか。

 

「準備」ひとつとっても、これだけ、いやこれ以上のことを考えながら授業を組み立てる必要があるんです。

 

とりあえず、4月に行う題材については、色々とアドバイスできたと思うのですが、大学の授業で私が既に話したこともたくさんあって。

「おい、これは大学の授業であれほど言ったでしょ。まさか覚えてないの?笑」という会話がどれだけあったか・・・。

 

でも、まあ。こんなもんですよ。

それは「諦め」ではなくて、一度聞いたことを全て覚えられたら、そりゃみんな天才ですから。

聞いてもわからないから、その度にまた自分で調べて、また実践して。

実践して失敗して、そこでまた新たな学びを得て。

人間って常にこうやって「学び」ながら、様々なことを覚えていくんですもの。

 

でも、こうやって休みの日にも関わらず、福島から名取まで来てくれるんですから、教師としてもそれはそれは嬉しい事です。

 

そういえば、こないだ教え子のInstagramにこんな記事がありました。

 

昨年卒業した教え子のインスタから。

 

いつも会うたびに、「お前はできる人間なんだから、そんなに自分を卑下せず、出し惜しみせず、やれ!!」と言い続けた学生のポスト。

こうして、自分の投げかけた言葉が彼女に少しでも残っていてくれることも、本当に嬉しい事です。

 

たくさんの教え子たちが、今年から先生として現場で活躍しています。

私も教え子たちに負けないよう、明日からの授業へ向けて、頑張らねば!!

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です